オランダの果てしない地平線を見て、初めてなのに懐かしいような、不思議な安堵感を感じたからだそうだ。
私は逆に、山の見える風景に心の落ち着きを感じる。日本は山国だから、私のような山景色派が多いのではないだろうか。だから友人の「前世オランダ人」説には納得させられた。
正面がグランバロン |
「ヴォージュが近くに見えるから、後で雨になるよ」
「グランバロンに初雪が積もった。冬が来たねぇ」
グランバロンとはヴォージュ山脈の中で最も高い山(1424m)のこと。山頂に球状のレーダーがあるからGRAND BALLON(大きな球)と呼ばれ、目印になって見つけやすい。
毎年グランバロンの最後の雪が消えると、アルザスの人々は本格的な春を確信する。
そのふもとに、GEISHOUSE/ガイスース、アルザス語で「やぎの家」という小さな村がある。
レストランが1件、売店が1件と、ほんとにこじんまりした山村である。2時間ほどのハイキングで、グランバロンの山頂まで登れる。村の所々には昔から使われてきた、山水が流れ出る石造りの水場があって、いつも涼しげな水音を響かせている。鈴の音にふと振り返ると、斜面の草地では羊やヤギが、黙々と草を食べている。 村全体にのんびりと平和な雰囲気が溢れていて、 初めてガイスースを散策した時、私はなぜか、家の裏の小さな山道を歩いていた幼い頃を思い出した。「マムシが出るから一人で行ってはダメ」と母に厳しく止められながら、気がつくといつも、私はその山道に向っていた。春はタンポポで小道がいっぱいになり、ひとりで作り歌を歌いながら歩くのが好きだった。あの遠い昔の感覚を思い出したのだ。
草を食べてる羊 |
小さな野の花が愛おしく感じる、そんな「ヤギの家」である。
繰り返し読ませていただいてる内に、
返信削除吸い込まれて行き、長閑な雰囲気
まるでウォーキングでもしてる心地...
こんな山並み!大好きです。
しゃいヤギさんって云うネーミング!
この「やぎの家」から?
または、shyから?
shyのサウンドは、不思議なサウンドを奏でるそうですネ
それでいて、個性的で親しみやすいとか。
次回のブログ!楽しみにしてます♪♪
珍竹林さん、今回実は、金剛の山並み・・・からヒントを
返信削除得て書いたのです。ご協力感謝いたします!
ウォーキングが楽しくなる春になりましたね~。
こちら昨日からすっかり春日和です。
ところで、シャイは英語のshyから。こう見えても
はずかしがりやなんです(笑)
やぎは、ヒツジ年生まれなので。きゃっ年がばれちゃう!
ヒツジ年のヒツジって実はヤギのことらしく・・・!!
角があって書いた手紙を食べてしますオトボケなやぎ。
お陰でやぎのチーズは食べれません。
シャイやぎさん
返信削除お写真もお上手!!ですネ
半押しして、そのまま中心をずらされてるみたい...
私は、これがナカナカ出来なくて、
中心に入れて、スグにシャッター押してしまうの。
僭越ながら(*^^)v
草を食べてる羊 空がすこーし入れてあるところが良いです。
坂道にあるお家 人を入れて撮られたのが、ス・テ・キ
空が綺麗!ですワ
つい立ち入った事、お聞きしスミマセン(._.)
ワタシ トラで~す
あ~アルザスに居る気分にさせられます。人は自然を敬いながら調和して生きてきたのでしたね。20世紀はそれを忘れてしまっていたかもしれない・・21世紀になってやっと気がつきはじめた気がします。アルザスレポート、楽しみです。みいちゃん
返信削除なかなかの文章、楽しんでおります。
返信削除しゅん吉はシャイざるであります。
「村にも町にも都市にも精神」がありますね。
珍竹林さん
返信削除お褒めいただいて光栄です!
でも写真、ずらしてるんじゃなくて、
ずれちゃってるんですヨ。
手振れマークが良く出るシャイやぎです。
タイガーですか!かっこいいですね。
みいちゃんさん
返信削除いつかホントのアルザスをご案内できたら
いいなぁ・・・と思いながらLOTO(宝くじ)を
買っています。その時にはいいとこづくしの
ご案内が出来るよう、取材に励みますね!
しゅん吉さん
返信削除お猿さんですか!それでは私、1つお姉さんかな(にっ)
VOSGESには中世のお城の隣山にサル山もあります。
いつかまたご紹介しますね!!