こうして私は大の童話好きになった。
お気に入りのグリム童話を読みながら、森ってどんなのだろうと想像した。日本は山ならいくらでもある。けれど森は身近にない。草薮を踏み分けず歩いていける森にあこがれた。深い森の中、歩きつかれてお腹がすいて、目の前にお菓子の家が現れたら!森で迷ってみたいとさえ思っていた。
高台から黒い森 |
「黒い森」がアルザスからドイツ側に広がって見える。
フランスは六角形の形をしていることから l'Hexagone/エグザゴン(六角形)と呼ばれたりもする。
アルザスはこのエグザゴンの北東に位置し、面積は兵庫県と同じぐらいらしい。縦長のヴォージュ山脈を境に西側がフランス・ヴォージュ県、東側がバ・ラン(ラインの下流)県とオ・ラン(ラインの上流)県からなるアルザス地方。県名のとおり、スイスを源泉とし、オランダのロッターダムで海に合流するライン川がヴォージュ山脈に平行して流れている。このライン川沿いは、現代のフランスとドイツとの国境でもある。そしてドイツ側、ちょうどヴォージュ山脈と向かい合うように、ライン川に沿って広がっているのが「黒い森」だ。
「黒い森」とはなんとシンプルで神秘的な名前だろうと私はいつも思う。童話の舞台にぴったりだ。
ドイツ語でSchwarzward/シュヴァルツヴァルド、フランス語ではForêt Noir/フォレ・ノワール。
ケーキ好きはここでピンと来るかもしれない。チョコレートスポンジの間にサクランボのシロップ漬けが挟まれ、生クリームで覆われたあの美味しいケーキ。ドイツ語でSchwarzwalder-Kirschtorte(シュヴァルツヴェルダ-キルシュトルテ)、黒い森のサクランボのお菓子と言ってドイツ生まれらしい。
フランス語ではそのままForêt Noir/フォレ・ノワール、アルザスのお菓子でもある。日本のケーキ屋さんでも最近よく見かけるが、旅行の機会があれば是非本場の味を試していただきたい。日本と違ってサイズが大きい上、ドイツ・フランス共にサクランボがたっぷり強いアルコールに漬けてあるからお酒がダメな人には要注意。私もそのひとりで「黒い森」に真っ赤になって、すっかり酔っ払ってしまったことがある。
黒い森周辺にはドイツの観光地、保養地がいくつもある。そこで次回はドイツの町を紹介したい。
おそようございまーす(*^^)v シャイやぎさん!
返信削除今日は、朝寝坊してしまったア 只今朝ご飯の用意中...
その住友童話館での事!なんて素晴らしいエピソード記憶なんでしょう!!御両親さまの愛しみに包まれて...
その昔々万博へは10回ほど通いましたワー
茨木市に居たのなのに..住友童話館へは行かなかった。
神秘的「黒い森」同感!!で今森のなかを歩いてお菓子を食べて?良いなー純粋でロマンが溢れてますよネー
サクランボのお菓子美味しそうヨッパライココモ(@_@;)
万博10回ですか!スゴイ!!でも見所いっぱいだったみたいですね。最近ネットで見てへぇ~~!!なんてのがいっぱい。
返信削除今日も美味しそうな朝御飯なのかな??
これから見に行きまーす!